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Instagramをビジネスに活用する方法

このたび、Instagram用のMessenger APIが新たにリリースされました。これにより、Zendeskからでも直接顧客にDMを送れるようになります。

発行日: 2021年6月11日
更新日: 2021年6月11日

この数年間、WhatsAppやFacebook MessengerのようなSNSアプリでは、大企業が大勢の顧客とスムーズにやり取りできるようにするためのAPIがリリースされてきました。そしてこのたび、InstagramでもMessenger APIが利用できるようになりました。

特にミレニアル世代やZ世代を重要な顧客層とする企業にとって、Instagramはカギとなるチャネルです。これまでは、商品の販売、コンテンツのシェア、顧客とのコミュニケーションなど、ビジネス目的でInstagramが利用されていたのは、小規模な小売業者、レストラン、ライフスタイルブランドにほぼ限られていましたが、今、この流れが大きく変わろうとしています。

このたび、Instagram用のMessenger APIの一般提供が開始されたことに伴い、Zendesk Suiteをご利用のお客様は、InstagramのビジネスアカウントをZendeskに簡単に接続できるようになりました。これにより、Zendesk上で、他のあらゆるサポートチャネルと共にInstagramでの顧客とのやり取りも管理できるようになります。

APIとは

APIは、アプリケーションプログラミングインターフェイスの略称です。ビジネス用途でメッセージング機能を使用する際は、APIを使うと顧客対応の幅が広がります。顧客とのやり取りをサポートチケットとして発行したり、データソースとして使用したりできるだけでなく、そのデータをCRMやカスタマーサービスソフトウェアに統合させることもできます。こうすることで、サポート担当者はチャットボットや自動化ツールを活用しながら、複数の顧客との会話を同時に管理できるようになります。

Instagramはビジネス用途にも適したメッセージングソリューション

この数年間でInstagramは、企業が商品をスムーズに販売できるよう、ショッピングやチェックアウトといったeコマース機能を続々とリリースしてきました。

顧客は、買い物をしたり、その前の下調べをしたり、企業のアカウントにコメントを投稿したりと、Instagram上で着々と企業との関係を構築しています。そして今回のアップデートにより、顧客はInstagram上で直接、迅速でパーソナライズされたサービスを受けられるようになります。

Instagram用のMessenger APIを利用することで、企業はInstagramでのプレゼンスを強化し、大勢の顧客との会話を管理して、優れたカスタマーエクスペリエンスを提供できるようになります。

Instagramのメッセージングには、これまで大企業があまりアクセスできなかった便利な機能が豊富に揃っています。たとえば、絵文字を使って親しみやすさを出したり、会話をスレッドにわかりやすくまとめたりできます。

さらに、チャットボットを利用したり、必要なデータを収集したりと、より複雑なユースケースも可能です。そして何より、Instagram用のMessenger APIを使えば、プロフィール、ショッピング、ストーリーズから送信されたメッセージにも応答できるようになります。

The Messenger API for Instagram makes it possible to start conversations with brands from various points in their instagram presence

Instagramの便利な機能

ビジネスに役立つInstagramの各種機能

ストーリーズ

  • フィードの一番上に表示され、24時間で消えるビジュアルコンテンツです。ビジネスプロフィールを設定していて、10,000人以上のフォロワーがいるユーザーは、人気のスワイプアップ機能も利用できます。この機能を使うと、URLをクリックしたユーザーがアプリ内ブラウザーを開けるようになります。
  • 「DMして」スタンプを貼りつけると、他のユーザーがそこから直接メッセージを送れるようになります。1対1に限らず、小規模なグループでメッセージをやり取りできるようにすることも可能です。
  • DMに送信するためのCTA を配置すると、他のユーザーにDMでストーリーをシェアしてもらえるようになります。企業にとって、これはダークソーシャル(一般に公開されておらず、関係者間でしかアクセスできないDMやLINEなどのSNS)でのシェアを促す貴重な手段となります。

リール

  • Tik Tokと同じように、音楽と合わせて短尺の動画を投稿できる機能で、高度な動画編集機能やエフェクトも利用できます。
  • コメント機能もあるほか、DMに送信するためのCTAを配置すれば、他のユーザーにDMで動画をシェアしてもらえるようになります。

投稿

  • 写真や動画は、グリッド形式やタイムライン形式で表示されます。ユーザーごとにお勧めの投稿が表示される発見タブも存在します。
  • 宣伝したい商品にはタグを付けることもできます。
  • 投稿にはコメントを付けることができます。また、DMに送信するためのCTAを配置すれば、他のユーザーにDMで投稿をシェアしてもらえます。

IGTV

長尺の動画コンテンツです。IGTVにもコメント機能が付いており、DMに送信するためのCTAを配置すれば、他のユーザーにDMでIGTVの投稿をシェアしてもらえます。

Instagram Live

フォロワーに動画をライブ配信できる機能です。

  • リアルタイムでコメントを投稿できる機能があるため、ライブ配信中にフォロワーとコミュニケーションをとることができます。
  • DMに送信するためのCTAを配置できるため、他のユーザーにDMでライブ配信をシェアしてもらえます。

スポンサー投稿

一定の料金を払うと、任意のユーザーのフィードに表示されるようになるコンテンツです。コメント機能が付いているほか、ユーザーをWebサイトやDMに誘導するためのインラインCTAを利用することもできます。

会話型コマースの手段の1つとしてInstagramを使う意義とは

Instagramの拡張可能なメッセージングソリューションを使うと、単なるサポート以上の成果を達成できます。これは、会話型コマースの新しい形態の1つです。会話型コマースを使えば、企業はチャットやメッセージングアプリを通じて、リードを獲得したり、購入段階の顧客とリアルタイムでやり取りしたり、企業のプレゼンスを高めたりできますが、これらはスタート地点でしかありません。会話型コマースは、広大なカスタマーエクスペリエンス全体の一部にすぎないのです。

会話型コマースとは

会話型コマースは、メッセージングとeコマースを組み合わせたビジネスのかたちです。顧客は、商品に関する質問から、調べ物、サポートに至るまで、すべてメッセージングのスレッド内で済ませたいと考えており、Facebookの調査によると、こうした方法を利用して商品の購入にまで至った顧客の割合は、75%にまで及んでいます。

Instagramは、オンラインショッピングの在り方を大きく変えました。YouTubeでは、Instagramで購入した商品のレビュー動画が多く投稿されており、その流れに乗って、有名企業はチェックアウトや商品タグのような便利な機能を使って、Instagramを宣伝に活用し始めています。

たとえば、アクティブウェアブランドのOutdoor VoicesやコスメブランドのGlossierのようなミレニアル世代に人気の企業も、Instagramを重視しています。そうした企業では、業務を拡張したくても、対応が追いつかなくなるという懸念がありましたが、それもMessenger APIを利用することで解消されます。

おそらく皆さんの中でも、既にInstagramで顧客からコンタクトがあるという企業も少なくないのではないでしょうか。これから、Instagramでのビジネスの可能性は広がる一方でしょう。👋

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