先日、都内で「チーム強くするクラウド」をテーマに開催されたcybozu.comカンファレンスで、サイボウズCEOの青野慶久氏の基調講演に、Zendesk創業者兼CEOのミッケル・スヴェーンが登壇しました。
当日はクラウド市場の成長に伴う「働き方の変化」に対応した製品連携を視野に、Zendeskとサイボウズが戦略的協業を発表したこともご報告。TechCrunch記事(英文)や、日本のメディアにも多く記事掲載いただきました。
これから一緒にビジネスを展開していくという報告の際、青野さんは「このクラウドの時代というのは、何か大きなシステムを買うのではなく、優れたたくさんのクラウドサービスの中から、お客様が本当に使いたいものをチョイスして、そして連携して使う、こんな時代だと思っています。」とコメント。

米国でも日本でも、クラウドがより魅力的な選択肢として定着し、今後も市場規模が拡大することが予測される中、「場所や時間を問わない」「スマートデバイスを含む様々な端末からも利用できる」といったクラウドのメリットがワークスタイルに及ぼす影響はますます大きくなると考えられます。
「ぜひ、協業も成功させましょう。ミッケルさん、よろしくお願いします!」という締めのお言葉に、ミッケルは、「Zendeskとサイボウズは、相性ぴったりです!」と笑顔で、練習した日本語を披露。1,200名もの来場者で埋め尽くされた会場を沸かせ、青野さんも「びっくりしました!サプライズです。」と力強い握手とビッグ・ハグ。
先週のDreamforce Happy Hour @ Zendeskに続き、サイボウズ経営幹部の皆さまにもオフィスを訪問していただきました。よりよいチームワークの実現に貢献できるできるような、2社の連携によるソリューションをめざし、今後がとても楽しみです。

以下、cybozu.comカンファレンスでの登壇の様子を文字起こししたものです。
冒頭では、青野さんから、Zendeskがサンフランシスコでクラウドサービスを展開する世界最先端のIT企業として紹介され、弊社でのkintone導入ケーススタディがビデオを上映。
Zendesk創業者兼CEOのミッケル・スヴェーンが登壇
ーーー実は今、サイボウズでも社外向けコミュニティサイトとしてZendeskの導入を進めています。大変使いやすく、価格もリーズナブルで気に入っています。ミッケルさんには、このカンファレンスのためだけに来日いただきました。まず、Zendeskについてご紹介いただけますか?
本日はご招待をいただき、素敵なチームの皆さまばかりではなく、素晴らしいお客様にお目に掛からせていただきありがとうございます。
私実はデンマーク人です。元々Zendeskという会社もコペンハーゲンで立ち上げました。
今はサンフランシスコに拠点を置いています。立ち上げて6年の会社で従業員は500人です。私たちはクラウドベースのカスタマーサービスのプラットフォームを現在世界中の30,000社のお客様に提供しています。
私たちのお客様が、そのお客様とオープンで本物で正直なエンゲージメントができるよう、そのお手伝いをしています。
私たちのお客様が、そのお客様とオープンで本物で正直なエンゲージメントができるよう、そのお手伝いをしています。
毎日のように、100万人もの人々がZendeskを通じてサポートを受けているのです。
ーーーミッケルさんは、最先端のクラウド企業のトップですから世界中のクラウドサービスをよくご存知だと思うのですが、その中でどうしてkintoneを選んでいただいたのでしょうか?
サイボウズとそしてkintoneと初めて巡り会ったその日、ある意味一目惚れだったのではないかと思います(笑)。お互い非常によく似ているというスピリットの近さを感じましたし、クラウドに対するパッションも共通でした。そして美しいほどにシンプルなシステムを作ろうという底流に流れる理念も同じだったように思います。その結果としてとてもエレガントなツールができて、ついたその日からあるいは使い始めたその日からビジネスの価値が実感できるような、そうした共通点にひかれたのだと思います。
このオープンでとても美しいアプリケーションは、Zendeskとの統合もとてもうまくいくという意味でもわくわくしています。
ーーーこれからZendeskは日本市場へ(さらに)進出すると聞いています。どうして日本へ?
まず、日本は本当に素晴らしいカスタマーサービスやカスタマーケアで世界的にもよく知られています。ですから日本の企業様がその素晴らしいカスタマーサービスをオンラインでも提供できるようにするお手伝いがしたいと思いました。
もうすでに東京にオフィスも開設致しましたし、日本でも新たな多くのお客様が見つかりつつありますし、おそらく今日も新しいお客様にお目に掛かることができるのではないでしょうか(笑)