クラウド型コンタクトセンターシステムの選び方ガイド
顧客満足度の向上は、ストレスのない顧客対応から始まります。しかし、その実現を阻む障壁の一つが、複雑に絡み合ったコミュニケーションチャネルの存在です。電話、チャット、ソーシャルメディアでの会話がそれぞれ別々のシステムに分散していると、顧客体験(CX)の最適化は困難を極めます。ZendeskのCXトレンドレポート2026年版によると、消費者の69%が「同じ情報を繰り返し伝えさせられることに強いストレスを感じる」と回答しており、チャネル間の情報断絶は顧客満足度に直結する課題です。
クラウド型コンタクトセンターシステムは、すべてのコミュニケーションを単一のシステムに統合し、チームが最も重要なこと、すなわち顧客対応に集中できる環境を整えます。最適なクラウド型コンタクトセンターを導入し、CXにおける業界リーダーとしてのポジションを確立しましょう。本記事では、自社に最適なソリューションを選ぶために必要な情報を網羅的に解説します。
この記事は2026年2月の情報をもとにZendeskが作成しています。各製品の最新情報は公式サイトでご確認ください。
目次
- クラウド型コンタクトセンターとは?
- クラウド型コンタクトセンターの仕組み
- クラウド型コンタクトセンターとクラウド型コールセンターの違い
- クラウド型とオンプレミス型のコンタクトセンターの比較
- クラウド型コンタクトセンターの主要機能
- クラウド型コンタクトセンターの比較表
- おすすめクラウド型コンタクトセンター6選
- クラウド型コンタクトセンターのコスト要因
- クラウド型コンタクトセンターの選び方
- よくある質問
- クラウド型コンタクトセンターシステムを導入する
クラウド型コンタクトセンターとは?クラウド型コンタクトセンターとは、さまざまなチャネルを通じた顧客および従業員とのコミュニケーションを管理する仮想ソリューションです。インバウンド・アウトバウンドの電話対応に加え、メール、チャット、メッセージング、ソーシャルメディアでのやり取りもカバーします。 適切なクラウド型コンタクトセンターシステムは、チャネルやシステムをまたいで顧客との会話と文脈情報を統合し、チームが最高水準のカスタマーサービスを提供できるよう支援します。同時に、オペレーターが必要とするすべてのツールを提供します。 |
クラウド型コンタクトセンターの仕組み
クラウド型コンタクトセンターは、クラウドコンピューティングインフラを活用して、複数のコミュニケーションチャネルにわたる顧客対応を管理します。企業は、コンタクトセンターに必要な機能をホストするクラウドベースのサービスにサブスクリプション契約し、電話、メール、チャット、ソーシャルメディアなど、あらゆるチャネルでの顧客対応がクラウドプラットフォームを通じて処理・ルーティングされます。
クラウド型コンタクトセンターシステムは、チャネルやオペレーターの追加など、変動するニーズに合わせてリソースを柔軟に調整できるため、高いスケーラビリティを実現します。オペレーターはリモートからコンタクトセンターのツールにアクセスでき、柔軟性とアクセシビリティが確保されます。ソフトウェアプロバイダーによる自動アップデートとメンテナンスにより、効率性と有効性が維持され、カスタマーサービスのニーズに対応する最新かつ柔軟なソリューションとなっています。
クラウド型コンタクトセンターとクラウド型コールセンターの違い
一見すると、クラウド型コールセンターとクラウド型コンタクトセンターは同じもののように見えるかもしれません。実際に両者を混同して使う人も少なくありません。しかし、両者には微妙ながらも重要な違いがあります。
-
コールセンターは主に電話対応を管理します。一般的に以下の2つの形態があります。
- インバウンドコールセンターは、着信をキューに入れ、有人オペレーターにルーティングします。
- アウトバウンドコールセンターは、生産性向上ツールや連携機能を備えたソフトウェアを使って、オペレーターが顧客に発信する業務を効率化します。
- クラウド型コンタクトセンターは、コールセンターの機能に加え、メール、ライブチャット、メッセージングアプリ、セルフサービスなど、多くのデジタルコミュニケーションチャネルにも対応します。
クラウド型コンタクトセンターは、新しいコミュニケーション手段が登場し、顧客の利用チャネルが変化するのに合わせて進化させる必要があります。電話以外のサポートオプションを提供することで、顧客満足度の向上とチーム業務の効率化を実現できます。また、通話転送機能により、オペレーターが席を離れている場合でも、モバイル端末や外部番号に通話を転送できるため、リモートワーク環境にも柔軟に対応可能です。
クラウド型とオンプレミス型のコンタクトセンターの比較
クラウド型とオンプレミス型のコンタクトセンターは、いくつかの重要な基準において異なります。以下は両者の比較表です。
|
比較項目 |
クラウド型コンタクトセンター |
オンプレミス型コンタクトセンター |
|
インフラ |
サードパーティベンダーが提供するクラウドコンピューティングインフラを利用。物理サーバーや機器のオンサイト管理は不要 |
サーバー、ネットワーク機器、その他のハードウェアなど、自社で物理インフラへの投資・管理が必要 |
|
スケーラビリティ |
需要に応じてリソースを柔軟にスケールアップ・ダウンできる |
既存のインフラの範囲内でのスケーリングに限定されるため、急激な問い合わせ量の変動への対応に制約がある |
|
コスト構造 |
従量課金やサブスクリプションモデルが一般的で、実際の使用量に基づいてコストが発生。大規模な初期投資は不要 |
ハードウェア、ソフトウェアライセンス、継続的なメンテナンスに多額の初期費用が必要 |
|
メンテナンス |
ベンダーがメンテナンス、アップデート、セキュリティを担当するため、企業側の負担が軽減される |
システムのメンテナンスとアップデートは自社で行う必要がある |
|
アクセシビリティ |
リモートアクセスが可能で、オペレーターはさまざまな場所から勤務できる。分散チームの管理にも適している |
オペレーターは通常、オンサイトでコンタクトセンターのインフラにアクセスする必要があり、リモートワークの柔軟性は限定的 |
|
連携 |
他のクラウドサービスやAPIとの連携が容易で、外部ツールやアプリケーションとシームレスに接続できる |
外部ツールとの連携には多くの労力とリソースが必要となる場合があり、互換性にばらつきがある |
|
セキュリティ |
クラウドプロバイダーが堅牢なセキュリティ対策を実装し、安全なデータセンターにデータを保管。セキュリティコンプライアンスはベンダーと企業の共同責任 |
セキュリティ対策をより直接的にコントロールできるが、実装と維持の全責任を負う |
クラウド型コンタクトセンターの主要機能
大量の顧客対応を処理するには、オペレーターの業務を効率化し、優れた顧客体験を提供できるクラウド型コンタクトセンターが不可欠です。以下では、チームの生産性向上に貢献する主要な機能を紹介します。
オムニチャネル対応
従来のコミュニケーションツールでは、各チャネルが個別のシステムやウィンドウに分散しており、情報がサイロ化されていました。クラウド型コンタクトセンターシステムは、コミュニケーションチャネルを統一プラットフォームに統合することで、オムニチャネル体験を実現します。
オペレーターは、電話、メール、チャット、ソーシャルメディアなど、あらゆるチャネルの顧客からの問い合わせを単一のダッシュボードから一元的に確認・対応でき、顧客対応の全体像をリアルタイムで把握できます。チャネル間の切り替えや顧客履歴の参照、コンテキストの維持が容易になり、カスタマージャーニー全体を通じたより一貫性のあるパーソナライズされた対応が可能になります。同レポートでは、CXリーダーの63%が「チャネルをまたいで文脈を記憶することで、顧客の手間と不満を大きく減らせる」と回答しています。
高度なルーティングとIVR
クラウド型コンタクトセンターシステムは、高度なルーティング機能とIVR(自動音声応答)機能により、顧客対応の管理を強化します。スキル、空き状況、対応履歴などの条件に基づいて、着信を最適なオペレーターにインテリジェントに振り分けます。
また、IVRシステムを活用することで、顧客が自動音声メニューを通じて問い合わせ内容を伝えたり、セルフサービスで問題を解決したりできます。IVRシステムは、発信者を適切な部門やオペレーターに誘導するよう、業務に合わせたカスタマイズが可能です。
統合顧客プロファイル
クラウド型コンタクトセンターシステムは、さまざまなチャネルや主要な業務システムからデータを連携させ、統合顧客プロファイルを構築します。従来のシステムではデータがサイロ化されがちでしたが、クラウドベースのソリューションは、CRM(顧客関係管理)システム、請求ツールなど、複数のソースから情報を収集します。このように対応履歴を包括的に把握できることで、顧客満足度の向上につながります。消費者の67%が「どの担当者であっても、自分との過去のやり取りの文脈に容易にアクセスできるべきだ」と回答しており、統合顧客プロファイルの重要性は高まっています。
リアルタイムモニタリングと履歴レポーティング
クラウド型コンタクトセンターシステムは、リアルタイムモニタリングと履歴レポーティングの機能を備えており、コンタクトセンター運営に関する有益なインサイトを提供します。通話モニタリングソフトウェアが組み込まれたクラウド型コンタクトセンターでは、マネージャーが進行中の対応を監視し、オペレーターのパフォーマンスを追跡し、ライブダッシュボードで潜在的な問題を特定できるため、即座に調整を行い、効率とサービス品質の最適化を図れます。
一方、履歴レポーティング機能では、過去のパフォーマンストレンドや顧客対応を詳細に分析できます。長期間にわたるデータを収集することで、パターンの特定、戦略の有効性の測定、データに基づいた意思決定が可能となり、コンタクトセンター全体のパフォーマンス向上に寄与します。
ワークフォース最適化ツール
オペレーターの生産性、パフォーマンス、運用効率の向上を目的としたワークフォース最適化ツールを備えたクラウド型コンタクトセンターソリューションを選ぶことが重要です。コールセンターのワークフォースマネジメント機能(Zendesk AI搭載WFMツールなど)は、予測とスケジューリングを支援し、想定される問い合わせ量に対応するために、適切なスキルを持つ適切な人数のオペレーターを配置できるようにします。
品質モニタリングツール
品質モニタリングツールにより、スーパーバイザーはオペレーターの対応を評価し、改善に向けたフィードバックを提供できます。Zendesk QAのようなソリューションを使用すれば、パフォーマンス分析や会話分析などの品質保証タスクを自動化し、最適化が必要な領域を特定できます。コーチング機能により、マネージャーはオペレーターが顧客対応中にもリアルタイムでトレーニングやサポートを提供することが可能です。
アプリと連携
クラウド型コンタクトセンターのデジタルな特性により、外部システムやツールとの連携を通じた機能拡張が容易です。一部のソリューションでは、現行システムを強化するための連携機能が事前に組み込まれています。
企業がコンタクトセンターと連携させることが多いツールとして、以下が挙げられます。
- マーケティングまたはメール自動化ソフトウェア
- 請求・配送ツール
- 営業CRM
多くの企業は、CTI(コンピュータテレフォニーインテグレーション)を活用して、電話システムをビジネスアプリケーションに直接接続しています。
連携の豊富さも選定の重要なポイントです。たとえば、Zendesk Marketplaceでは、1,500以上の事前構築済みアプリと連携機能を提供しており、コンタクトセンターの機能をさらに拡張できます。
セキュリティ
クラウド型コンタクトセンターシステムは、機密情報を保護し、コミュニケーションチャネルの整合性を維持するための包括的な顧客データのプライバシー保護とセキュリティ対策を提供します。クラウドプロバイダーは、データの暗号化、安全なアクセス制御、定期的なセキュリティ監査など、業界標準への準拠を確保するための堅牢なセキュリティプロトコルを実装しています。多要素認証により、不正アクセスに対する追加の防御層が提供されます。
さらに、クラウド型コンタクトセンターソリューションには、不審なアクティビティのリアルタイム監視や、潜在的な脆弱性に迅速に対処するための自動セキュリティアップデートなどの機能が含まれることが多く、冗長性と災害復旧対策を備えた安全なデータセンターに情報を保管し、事業継続性を確保します。
クラウド型コンタクトセンターの比較表
クラウド型コンタクトセンターを適切に選ぶには、十分な調査が欠かせません。自社に最適なソリューションを見つけるために、市場で評価の高い製品を比較することが重要です。以下は、おすすめのクラウド型コンタクトセンター6製品の比較表です。
|
ソフトウェア |
特徴 |
料金 |
無料トライアル |
|
Zendesk |
大規模なオムニチャネル統合に最適 |
$19/エージェント/月(年払い) |
14日間 |
|
RingCentral Contact Center |
電話対応を重視するコンタクトセンターに最適 |
$20/エージェント/月(年払い) |
30日間 |
|
Nextiva |
中小企業向けオールインワンコミュニケーションに最適 |
$15/エージェント/月 |
14日間 |
|
CloudTalk |
アウトバウンドコールチームに最適 |
$25/エージェント/月 |
14日間 |
|
Talkdesk |
AI活用型エンタープライズCXに最適 |
$85/エージェント/月 |
15日間 |
|
8x8 |
グローバルクラウドコミュニケーションに最適 |
要見積もり |
なし |
おすすめクラウド型コンタクトセンター6選
以下では、おすすめのクラウド型コンタクトセンター6製品の主要機能と料金を紹介します。
- Zendesk:大規模なオムニチャネル統合に最適
- RingCentral Contact Center:電話対応を重視するコンタクトセンターに最適
- Nextiva:中小企業向けオールインワンコミュニケーションに最適
- CloudTalk:アウトバウンドコールチームに最適
- Talkdesk:AI活用型エンタープライズCXに最適
- 8x8:グローバルクラウドコミュニケーションに最適
1. Zendesk
大規模なオムニチャネル統合に最適
|
料金 |
無料トライアル |
主な機能 |
|
$19/エージェント/月(年払い) Zendeskの料金プランの詳細はこちら |
14日間 |
|
Zendeskは、複雑かつ大規模なサービス環境向けに構築された、真に統合されたクラウドベースのコンタクトセンターソリューションです。音声、デジタル、セルフサービスのオムニチャネルサポートを単一の直感的なワークスペースに統合しており、AIがあらゆるチャネルに深く組み込まれています。オペレーター、システム、会話間のギャップを解消し、チームが日常業務を効率化しながら、エンタープライズ規模でより迅速かつ一貫性のある対応を実現できます。
Zendesk Contact Centerは、音声AIエージェントと高度なルーティング・IVRを組み合わせ、大量の通話を効率的に処理します。シンプルな問い合わせは自然な会話を通じて解決し、複雑な問題は適切な有人オペレーターにエスカレーションします。統合顧客プロファイルにより、あらゆる対応において完全なコンテキストが提供され、オペレーターはチャネルをまたいでパーソナライズされた一貫性のあるサポートを提供できます。CXリーダーは、顧客エンゲージメントやセンチメントの可視化を通じて、より的確な意思決定が可能になります。
Zendeskには、SLAとパフォーマンスを追跡するリアルタイムモニタリングと履歴レポーティング、人員配置の予測を行うワークフォース最適化機能が含まれています。さらに、AI搭載のインサイトと品質モニタリングツールが対応内容を自動スコアリングし、コーチングの機会を特定します。
エンタープライズレベルのセキュリティは、暗号化とコンプライアンスサポート(GDPR、HIPAA、SOC 2)を含み、クラウドネイティブのまま迅速なデプロイメントとグローバルな信頼性を実現します。
|
メリット |
デメリット |
|
|
ユーザーの声:
- 「Zendesk Contact Centerの最大の魅力は、ワークフローへの優れた可視性です。何が入ってきているか、仕事がどう分配されているか、どれだけ迅速に対応しているかが一目でわかります。レポーティングとダッシュボードのおかげで、トレンドの把握が容易です」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「Zendesk Contact Centerは、直感的なインターフェースとシームレスなオムニチャネル機能で際立っています。オペレーターにもマネージャーにも使いやすいプラットフォームです。堅牢なオンボーディングツールと柔軟な設定により、チームは迅速に運用を開始できます」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「Zendeskは非常にユーザーフレンドリーで操作もシンプルです。チケットやプロファイル間の移動、やり取りの統合、パブリック・内部ノートの記録、エスカレーションなどが簡単に行えます」—G2レビュー(認証済みユーザー)
2. RingCentral
電話対応を重視するコンタクトセンターに最適
|
料金 |
無料トライアル |
主な機能 |
|
$20/エージェント/月(年払い) |
30日間 |
|
RingCentral Contact Centerは、統合されたAIファーストのプラットフォームを通じて顧客コミュニケーションを効率化するために設計された、クラウドネイティブのオムニチャネルソリューションです。あらゆる規模の企業に対応し、音声、デジタルチャネル、ワークフォースエンゲージメントツールを単一のインターフェースに統合しています。高度なルーティングとIVR、統合顧客プロファイル、リアルタイムモニタリングと履歴レポーティングなどの機能を備えています。
AI搭載機能として、リアルタイムの対話要約、センチメント分析、自動品質管理を提供し、オペレーターのパフォーマンス向上を支援します。30以上のデジタルチャネルをサポートしており、CRMシステムやビジネスアプリケーションとのシームレスな連携のためのAPIを備えた開発者エコシステムも提供しています。ただし、初期設定は容易であるものの、高度な機能の習得には時間がかかるとのユーザーレポートもあります。
|
メリット |
デメリット |
|
|
ユーザーの声:
- 「RingCentral Contact Centerの最大の魅力は、AI搭載の効率性で複数チャネルの顧客対応を統合できる点です。通話、メッセージ、顧客情報がすべて一箇所にまとまっています」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「初期設定は非常に簡単で、電話機はほぼ箱から出してすぐに使える状態でした。ただし全体として信頼性の高いツールではあるものの、初期の学習曲線はかなり急です」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「指標のトラッキングの改善が望まれます。サポートは階層制のため、複雑な問題の解決に数週間かかることもありました」—G2レビュー(認証済みユーザー)
関連情報:RingCentralとZendeskの連携の詳細はこちら
3. Nextiva
中小企業向けオールインワンコミュニケーションに最適
料金 | 無料トライアル | 主な機能 |
$15/エージェント/月 | 14日間 |
|
Nextivaは、顧客コミュニケーションをスケーラブルな単一プラットフォームに統合するAI搭載のクラウド型コンタクトセンターソリューションです。CXM(カスタマーエクスペリエンスマネジメント)の効率化を主眼に置いており、音声、デジタル、ソーシャルチャネルを一元管理できるツールを提供します。使いやすさと柔軟性を重視しており、成長段階の中小企業から大量の対応が必要な大企業まで、幅広い組織に対応する段階的なプランを用意しています。
インテリジェントなスキルベースルーティングとIVR、リアルタイムモニタリングと履歴レポーティング機能を備えています。運用管理面では、品質モニタリングや予測スケジューリングなどのワークフォース最適化ツールに加え、全チャネルのチームパフォーマンスとSLAを追跡するレポーティングダッシュボードも提供しています。ただし、多くの機能を備えている一方で、設定が複雑になる場合がある点には留意が必要です。
メリット | デメリット |
|
|
ユーザーの声:
- 「プラットフォーム、PC用アプリケーション、モバイルアプリケーションの使いやすさが気に入っています」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「パワフルなプラットフォームですが、一部の機能は初めてのユーザーにとってやや複雑に感じることがあります。特に初期設定やサードパーティCRMとの連携時に顕著です」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「全体的にはうまく機能していますが、機能の多さに圧倒されることもあります。一部の高度な設定は基本操作ほど直感的ではなく、試行錯誤が必要です」—G2レビュー(認証済みユーザー)
4. CloudTalk
アウトバウンドコールチームに最適
料金 | 無料トライアル | 主な機能 |
$25/エージェント/月 | 14日間 |
|
CloudTalkは、コミュニケーションワークフローを一元化するために設計されたAI搭載のビジネス電話システム兼クラウド型コンタクトセンターソリューションです。物理的なハードウェアなしで、グローバルな顧客対応を管理できる柔軟なインターネットベースのインフラを提供します。オムニチャネルコミュニケーション機能を備え、さまざまなデジタル接点で顧客と対話できます。また、高度なルーティングとIVRにより最適なオペレーターに振り分け、統合顧客プロファイルで各対応に関連するコンテキストを提供します。
リアルタイムモニタリングと履歴レポーティング、ワークフォース最適化ツールも利用可能です。ただし、高度な機能の設定に苦慮するユーザーもいるとの報告があります。主要CRMとのアプリ連携やセキュリティプロトコルにより、組織全体でデータの同期と保護が確保されます。
メリット | デメリット |
|
|
ユーザーの声:
- 「HubSpotやSalesforceなどのCRMツールとの簡単な連携が特に気に入っています。ワークフローの効率化に役立っています。自動通話ルーティングとCRM連携により、手動作業やエラーが削減されます」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「インターフェースは非常に使いやすく、異なる国の電話番号を使い分けられるため、コミュニケーションが円滑になります」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「小規模チームにとっては料金がやや高めに感じることがあり、一部の高度な機能にはセットアップに時間がかかります」—G2レビュー(認証済みユーザー)
関連情報:CloudTalkとZendeskの連携の詳細はこちら
5. Talkdesk
AI活用型エンタープライズCXに最適
料金 | 無料トライアル | 主な機能 |
$85/エージェント/月 | 15日間 |
|
Talkdeskは、コンタクトセンター運用の自動化と近代化を目的としたクラウドベースのAI搭載CXプラットフォームです。スケーラブルなインフラにより、ヘルスケア、小売、金融サービスなど、さまざまな業界での顧客対応を管理できます。自動化されたワークフローとグローバルネットワークアーキテクチャを活用し、顧客体験のライフサイクル全体を効率化する設計となっています。
オムニチャネルエンゲージメント、Talkdesk Studioによる高度なルーティングとIVRを備えています。統合顧客プロファイル、リアルタイムモニタリング、履歴レポーティングにより、オペレーターと業務の効率を支援します。ワークフォースエンゲージメントツール、品質管理、対話分析により、高パフォーマンスなチームの構築をサポートします。ただし、高度な機能の習得には時間がかかるとのユーザー報告があります。サードパーティアプリとの連携も可能で、業界固有のセキュリティとコンプライアンス基準にも対応しています。
メリット | デメリット |
|
|
ユーザーの声:
- 「Talkdeskは信頼性が高く使いやすいです。通話ルーティングが正確に機能し、インターフェースが直感的なため、通話情報、録音、ログにすばやくアクセスでき、業務を中断せずに済みます」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「Talkdeskには料金の透明性に課題があり、企業にとって予算計画が立てにくい面があります」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「カスタムレポートやワークフロー自動化などの高度な機能は、新規ユーザーにとって学習曲線が急に感じることがあります」—G2レビュー(認証済みユーザー)
関連情報:TalkdeskとZendeskの連携、Zendesk vs. Talkdeskの比較の詳細はこちら
6. 8x8
グローバルクラウドコミュニケーションに最適
料金 | 無料トライアル | 主な機能 |
要見積もり | なし |
|
8x8は、顧客体験と従業員体験を単一プラットフォーム内で統合するために設計されたクラウドネイティブのソリューションです。コンタクトセンター機能とユニファイドコミュニケーションを統合し、グローバルチームと顧客対応を効率的に管理できます。
音声とデジタルチャネルを管理するオムニチャネルコミュニケーション機能を備え、オペレーターやスーパーバイザー向けの直感的なワークスペース、パフォーマンスやセンチメント分析を追跡するリアルタイムモニタリングと履歴レポーティングを提供します。アプリ連携やセキュリティ認証により、大量のサービスチームにとってコンプライアンスを確保した接続環境を実現します。ただし、インターフェースが古く、学習曲線が急であるとのユーザー報告もあります。
メリット | デメリット |
|
|
ユーザーの声:
- 「小規模な保険チームでの使いやすさが最も助かっています。PCでもMacでもプラットフォームがシームレスに動作し、導入の容易さのおかげで移行もスムーズでした」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「唯一気になるのはインターフェースで、アップデートが必要だと感じています」—G2レビュー(認証済みユーザー)
- 「よく指摘されるのは学習曲線です。プラットフォームに完全に慣れるには時間がかかります。特にクラウドベースのコンタクトセンターソリューションが初めての場合は顕著です」—G2レビュー(認証済みユーザー)
関連情報:8x8とZendeskの連携の詳細はこちら
クラウド型コンタクトセンターのコスト要因
サブスクリプションベースのソリューションに移行したからといって、コストが月額料金だけに限定されるわけではありません。クラウド型コンタクトセンターの総コストに影響するいくつかの主要な要因を見ていきましょう。
料金モデルとサブスクリプション構造
請求サイクル(月払い、年払い、2年払い)によって料金が異なり、年払いの方が長期的にはコスト効率が良い傾向にあります。
エージェント数
多くのソリューションがユーザー1人あたりの月額課金を採用しているため、エージェント数は最終的な料金に直接影響します。
含まれる機能と能力
各料金プランに含まれる機能は、クラウド型コンタクトセンターのコストを左右する主要因です。下位プランは基本的な機能をカバーし、上位プランにはアナリティクスや連携機能など、より高度な機能が含まれます。
コミュニケーション使用量
多くのプラットフォームでは、チャット、メッセージ、タスク、メールなどのインタラクションごとに課金されたり、音声通話の分数に基づいた従量制のコストが追加されたりします。
サポートレベルとサービスオプション
クラウド型コンタクトセンターでは、プレミアムサポートオプションに追加料金が発生するのが一般的です。また、カスタムAPI連携や高度なIVRフロー設計が必要な複雑な環境では、初期導入費用が高額になる場合があります。
連携、API、サードパーティツール
一部のクラウド型コンタクトセンターソリューションでは、サードパーティツールやCRMモジュールとの連携にコネクタ料金が発生します。APIの実装、使用、継続的なメンテナンスもコスト増加の要因となります。
運用面での削減効果と長期的な価値
クラウド型コンタクトセンターの導入初期コストは、具体的なニーズによっては大きくなる可能性がありますが、運用面での削減効果も期待できます。クラウド型コンタクトセンターシステムはスケーリングが容易で、AIを活用して効率を高めるため、単なるコスト項目から収益と顧客インサイトの源泉へと転換できます。ここに長期的な価値があります。
クラウド型コンタクトセンターシステムの選び方
最適なクラウド型コンタクトセンターソリューションは、自社のビジネスニーズと目標に合致するものです。以下の手順で、適切な判断を行いましょう。
購入前にトライアルを活用する
クラウド型コンタクトセンターシステムを購入前に試すことは、自社の運用要件との適合性を評価するうえで極めて重要です。たとえば、Zendeskの無料トライアルでは、最大14日間にわたり、実際の業務環境でソフトウェアの機能やユーザーインターフェースを体験でき、その能力を実践的に評価できます。
トライアル期間中に、ソフトウェアが自社のワークフローにどの程度適合するか、既存システムとの連携の容易さ、カスタマーサービス業務特有の要件への対応力を確認できます。長期契約を結ぶ前に、潜在的な課題や制約を特定する機会にもなります。
優れたエージェント体験を提供するツールを選ぶ
従業員の業務を効率化すれば、ビジネスの成果も向上します。ソフトウェアが提供するツールの幅広さと、オペレーターにとっての使いやすさで判断しましょう。本記事で紹介した主要機能に加え、以下の点も確認することを推奨します。
- 反復タスクの自動化ツール
- チャットボットとAI
- セルフサービスソフトウェア
TCO(総所有コスト)を評価する
初期ライセンス費用だけでなく、導入、カスタマイズ、トレーニング、継続的なサポート、将来的なスケーリングコストも考慮する必要があります。TCO(総所有コスト)の評価には、長期的な運用・メンテナンス費用の検討が含まれます。
クラウドソリューションは、オンプレミスハードウェアの排除やITインフラ管理の削減によるコスト削減効果が期待できますが、サブスクリプションモデルや超過料金、隠れたコストを慎重に分析する必要があります。たとえば、Zendeskユーザーは開発者を大量に雇用することなくクラウド型コンタクトセンターツールを容易にセットアップ・カスタマイズできるため、低いTCOの実現に貢献しています。
カスタマーサポートとベンダーの信頼性
クラウド型コンタクトセンタープロバイダーは、単なるベンダーではなく、日常業務の重要なパートナーです。高い稼働率と長期的な成功の維持には、充実したカスタマーサポートが不可欠です。技術的な問題が発生した際の対応速度と品質が、顧客へのサービス提供能力に直接影響します。
信頼性の高いベンダーは、複数のサポートチャネル(チャット、電話、チケット)を通じた迅速なレスポンスタイムを提供し、必要な時にいつでもサポートを受けられる体制を整えています。単なるトラブルシューティングやバグ修正にとどまらない、真に専門的な技術支援を受けられることも重要です。充実したベンダーサポートは、オペレーターの問題解決の迅速化、連携や障害時のIT部門の支援、オペレーターと顧客双方への一貫した良好な体験の確保に貢献します。
よくある質問
クラウド型コンタクトセンターシステムを導入する
同レポートによると、CXリーダーの79%が「今後1年でカスタマーサービス向けのAIテクノロジーへの投資を増やす」と回答しています。Zendeskのクラウド型コンタクトセンターシステムは、分断されたコミュニケーションシステムを統合ワークスペースに集約します。AI、充実した顧客プロファイル、リアルタイムアナリティクス、他のビジネスシステムとの連携など、高度な機能を活用することで、オペレーターの業務効率が向上します。Zendeskがお客様のビジネスにどのように貢献できるか、まずは無料トライアルでお試しください。
参考資料
コミュニケーション、カスタマーサービス、従業員体験をさらに向上させる方法をご紹介します。
