ご存知のとおり、職場環境はこの1年で大きく様変わりしました。これから先、社内のチームが協力し、意思疎通を図り、連携するうえで望ましい方法は、依然として定まっていません。オフィス再開の見通しも立てづらく、働き方や就業場所に関する大きな問題に取り組む中、企業の前には検討すべき事項が数多くあります。
まだ模索中の企業も多いかもしれませんが、これらの問いへの答えは、企業によってさまざまに異なります。PwC Researchによると、経営者の83%は、自社のリモートワークが成功を収めていると考えています。また、コロナ禍以前のオフィス形態に戻りたいと考えている経営幹部は5人に1人しかいない一方で、物理的なオフィスを完全に廃止したいと考えているのはわずか13%でした。
職場や従業員の望ましい在り方を再検討するうえで、1つ確かなことは、HR(人事業務)チームがきわめて重要な役割を果たすということです。
職場や従業員の望ましい在り方を再検討するうえで、1つ確かなことは、HR(人事業務)チームがきわめて重要な役割を果たすということです。従業員の生産性、作業効率、幸福は、企業が現在の不確実な状況や今後の避けられない変化にうまく対応できるかどうかにダイレクトに影響します。
つまりここからは、「HRチームへの投資は従業員とビジネスへの直接的な投資につながる」というシンプルな方程式が見えてきます。しかしZendeskの調査では、ヘルプデスク担当者の4人に1人が、従業員と連携するために必要なテクノロジーや、チームで協力して作業するためのプロセスなど、リモートワーク用の適切なツールが揃っていないと回答しています。
従業員への投資がビジネスにもメリットをもたらす理由
どの企業でも、従業員の幸福と働きやすさを優先することが最善の策です。その理由は、従業員の幸福度が上がるほど生産性が向上することが多くの調査で明らかになっているからです。さらにそのメリットは、ビジネスの別の側面にまで波及します。
従業員にも高品質なサポートを提供するには、一貫した育成、再評価、フィードバックへの対応が求められます。
Zendeskの導入パートナーであり、カスタム開発ショップを運営している729 SolutionsのBrandon Tidd氏は、「そうした点は従業員との関係に影響を及ぼすだけでなく、顧客との関係にまで波及します」と述べています。「従業員が自分の役割に満足しているかどうか、精神的に満たされているかどうかを顧客は感じとるものであり、それは顧客とのやり取りがどう帰結するかに影響します」
顧客と同様に、従業員にも高品質なサポートを提供するには、一貫した育成、再評価、フィードバックへの対応が求められます。さらに、従業員を手厚く支援するだけでなく、テクノロジーや効率的なプロセスに投資すれば、HR担当者の負担は軽減され、以下のような全体にかかわる戦略的な課題に集中して取り組むことができます。
ポストコロナ期に組織の文化をどのように進化させるか?(特に、すべての従業員がオフィス勤務を再開するわけではない場合)
チームや各メンバーの働く場所に関して、どのような組織戦略を立てるべきか?
福利厚生に関して、現状どのようなサービスを提供しているか? また、従業員はさらにどんなことを必要としているか?
Zendeskの人材および組織開発担当バイスプレジデント、Fidelma Butlerはこう話します。「HRチームが取り組むべき戦略的事項はたくさんあります。テクノロジーを使用して一部の単純なタスクを取り除けば、チームがそうした複雑で重要な業務に取り組む時間を確保できます」
幸い、企業は従業員エクスペリエンス(EX)への投資が不可欠であることに気づき始めています。Zendeskの最新調査では、経営者の過半数がEXへの投資は収益向上につながると回答しており、目に見える利益や成果をビジネスにもたらすと考えていることがわかります。