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参考にしたい海外の問い合わせページのデザイン40選

問い合わせページは、デザイン次第では、既存顧客や潜在的な顧客に鮮烈な印象を残すことができます。本記事では、デザインの参考になる海外の問い合わせページをご紹介します。

著者 Stella Inabo

更新日 2023年9月23日

問い合わせページは、単なるWebサイトのページではありません。実際に問い合わせページは他のページよりもはるかに重要で、注意深く扱う必要があります。企業は問い合わせページを通じて既存の顧客に自らとコンタクトを取る方法を提供し、新規訪問者にブランドの概要を伝えています。

理想的な問い合わせページを作成するには、電話番号や問い合わせ先など、重要情報を必ず掲載しましょう。また、ページのユーザビリティを高めて、優れたCX(カスタマーエクスペリエンス、顧客体験)を提供することも重要なポイントです。
以上の要素を考慮することで、問い合わせページを介して顧客との関係を維持し、カスタマーサービスの質を向上させることができます。

この記事では、標準的ものから特徴があるものまで、デザインの参考になる海外の問い合わせページを紹介します。ぜひ、参考にして頂き、会社が顧客とつながりやすくなり、顧客が必要な情報を簡単に入手できる、充実した問い合わせページを作成してください。

※本記事はzendesk.comで2023年1月26日に公開された「40 best Contact Us page design examples and best practices」の抄訳です。デザインは執筆時点のものです。現在は変わっている可能性がございますので、ご了承ください。

問い合わせページのベストプラクティス

問い合わせページのベストプラクティス

優れた問い合わせページには、ページの効果を高めるさまざまな要素が含まれています。ここでは、顧客の目に留まる問い合わせページを作成するために必要なベストプラクティスをいくつか紹介します。

アクセスしやすいリンクの配置

問い合わせページへのリンクをWebサイトの目立つ場所に配置し、顧客が知りたい情報に素早くアクセスできるようにします。以下のようにリンクを配置してください。

  • ホームページの上部(スクロールせずに見える位置):顧客がページをスクロールダウンしなくてもすぐにリンクを見つけられる、理想的な配置です。

  • ホームページの下部:リンクを下部に配置する場合は、スクロールせずに見える位置にもリンクを配置するようにします。

  • 概要(About)ページ:問い合わせページへのリンクは、概要ページに配置することもできます。

  • サイドバー:リンクをサイドバーに配置すると、顧客がWebサイト上のどのページを閲覧していても、すぐに問い合わせることができます。

参考として、Zendeskの問い合わせページをご覧ください。ページの上部に問い合わせページへのリンクがあり、顧客が目的に応じて問い合わせるか、ヘルプセンターの記事を読むかを選べるようにしています。

Zendeskの問い合わせページ

画像引用元

顧客が問い合わせページを見つけやすいよう、リンクには一般的な名称を使用しましょう。「問い合わせ」だけでなく、「営業に相談」「サポート」や「ヘルプ」など、Webサイトの役割や問い合わせの目的に応じた名称を付けることもWebサイト全体のCXを高めるポイントです。

ユニークなページデザイン

問い合わせページで、ブランドの個性を大胆に表現することも、訪れた顧客に強烈な印象を残す手法の1つです。Webサイト全体で一貫性を保つように、問い合わせページにもブランドのトーンを組み込むべきですが、楽しくてユニークな表現でアクセントを加えると、ブランドの独自性を強調できます。Fridaのページを参考にしてください。

Frida

画像引用元

正確な情報を記載する

問い合わせページには会社の詳細情報を漏れなく掲載して、顧客が問い合わせ方法を把握できるようにしてください。必要な情報は以下の通りです。

  • 営業時間:顧客が企業に連絡できる時間帯を記載します。

  • 電話番号とメールアドレス:顧客が企業に直接問い合わせるために必要な情報です。

  • 応答時間:返信が届くまでの予測時間を顧客に知らせます。

  • 住所:企業の信頼性を示し、顧客との信頼関係を築くために必要な情報です。複数の拠点がある場合は、各拠点の連絡先情報をリストにします。

優れた事例として、Atlas 1031 Exchangeのページを参考にしてください。

Atlas 1031 Exchange

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複数の問い合わせ方法を提供する

さまざまな問い合わせ方法を用意すると、消費者にとっての利便性が高まります。電話で問い合わせたいと考える顧客がいれば、忙しくて電話をかける時間がなくメールで問い合わせたいと考える顧客もいます。優れた問い合わせページを作成するには、さまざまな選択肢を提供する必要があります。

顧客に24時間年中無休のサポートを提供する場合は、問い合わせ方法の選択肢を増やすことを特に重視すると良いでしょう。営業時間外でも顧客が自力で必要な情報を見つけられるように、AIを活用したチャット、FAQ、ナレッジベースの記事などのセルフサービスツールを提供するのが良いでしょう。

Zendesk CX Trendsレポート2022によると、顧客の89%がオンラインで必要な回答にアクセスでき、わざわざ問い合わせる必要がない企業や店舗でより多く買い物をする傾向にあります。また顧客の93%が、希望する問い合わせ方法が提供されている場合に購買意欲が促進されると答えています。

この調査結果をふまえて、問い合わせページには以下のような複数の問い合わせ方法を含めるようにしてください。

  • 電話番号
  • メールアドレス
  • セルフヘルプリソース
  • ソーシャルメッセージング
  • 所在地を示す地図(本社および現地オフィスの所在地)
  • チャットボット
  • 問い合わせフォーム

PayPalのページがこの好例です。

PayPal

画像引用元

情報を求めすぎない

問い合わせページにフォームフィールドを含める場合は、顧客が入力する情報が多くなりすぎないようにしてください。フォームを短くすると顧客が短時間で入力でき、個人情報を提供しすぎているという不安を和らげることができます。

フォームフィールドには通常、次の項目を含める必要があります。PayJoyの例をご覧ください。

  • 姓名
  • メールアドレス
  • メッセージボックス

PayJoy

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問い合わせページのデザイン例40選

Webサイトを改善して顧客をサポートする方法をお探しですか? 以下の問い合わせページのデザイン例40選とヒントを参考にして、魅力的な問い合わせページを作成してください。

1. Zendesk

Zendesk

画像引用元

まず重要になるのが、問い合わせページにたどり着きやすくすることです。ホームページ、アプリなど、顧客がビジネスと関わるあらゆる場所から問い合わせページにアクセスできるようにしてください。

問い合わせページへのリンクをホームページの下部に配置している企業が多いですが、できればWebサイトの上部に配置してください。これにより、顧客は目的の情報を探し出すためにページの一番下までスクロールする必要がなくなります。

また顧客が最初から適切なチームメンバーと連絡を取ることができるように、顧客の意図を把握し、ニーズに合ったページを作成することも重要です。たとえばZendeskの問い合わせページには2つの選択肢が提示されており、 顧客は問い合わせる際に、営業担当者に相談するか、ヘルプセンターを通じてサポートを受けるかを選択できます。

ポイント:問い合わせページを表示しやすくし、複数の問い合わせ方法を提供することで、顧客満足度を全体的に向上させることができます。

2. Podia

Podia

画像引用元

Podiaの問い合わせページでユニークなのは、サポートチームを紹介している点です。これにより、顧客はより親しみを持ってブランドとつながることができます。またこのページには、チャット、メール、情報記事を検索できるヘルプセンターなどの利用可能なサポートチャネルが明確に示されています。

ポイント:写真やユーモアあふれるメッセージを掲載してサポートチームの親しみやすさをアピールし、顧客とのつながりを強化しています。またサポート担当者を紹介することで、購入者は実在する人物からサポートを受けられるという安心感を持つことができます。

3. Privy

Privy

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顧客にWebページから問い合わせ内容を送信してもらう場合は、問い合わせフォームを活用してください。Privyのページのように、問い合わせフォームの内容は、名前、メールアドレス、問い合わせの理由などの基本的な情報に限定します。

ポイント:シンプルかつ要点を絞ったフォームを設置し、顧客の使いやすさを重視したプロセスを構築します。

4. Notion

Notion

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顧客により良いサービスを提供するために多くの情報が必要であれば、問い合わせフォームが長くなっても構いません。例としてNotionの問い合わせページをご覧ください。フォームは長いですが、すべてのフィールドにはそれぞれ目的があります。Notionの営業チームは提供された情報をもとに、自社製品が潜在顧客に適しているかどうかを判断しています。

ポイント:営業担当者は顧客の回答をもとにリードのリストを絞り込み、優先順位をつけて商談を進めることができます。

5. Union Bank & Trust

Union Bank & Trust

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Union Bank & Trust(UBT)の問い合わせページでは、実に多様な問い合わせ方法が提供されています。ページには地域オフィスおよび現地オフィスの電話番号が掲載されているだけではなく、 メッセージングと迅速な応答を求める顧客向けにオンラインチャットも用意されています。

営業時間外にサポートが必要な顧客は、UBTの問い合わせページからセルフサービスのリソースにアクセスできます。それでも問題が解決しない場合、顧客は問い合わせフォームからメッセージを送信することができ、フォームにはサポート担当者がすぐに対応する旨の説明が添えられています。

ポイント:顧客が求めている問い合わせ方法を把握し、問い合わせページに含めることで、顧客が柔軟にサポートを受けられるように工夫されています。

6. Plesk

Plesk

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Pleskの問い合わせページは、顧客を適切な情報に導くことを念頭に置いてデザインされており、ページの上部にはナレッジベースの記事とFAQが配置されています。

顧客はセルフヘルプツールを使用して必要な情報を見つけられない場合、別の方法で問い合わせることができます。

ポイント:Pleskのサポート担当者は、基本的な問い合わせに対して同じ回答を繰り返す必要がなく、特殊な問題や複雑な問題にじっくりと対応できます。

7. Fortnight

Fortnight

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Webサイトの他のページと同様に、問い合わせページも購入者を念頭に置いて作成する必要があります。Fortnightの問い合わせページをご覧ください。代理店の問い合わせページを訪れる顧客は、おそらく担当者と直接話したいと考えています。そのためFortnightは、来店の際に役立つ実際の住所や、すぐに問い合わせることができるメールアドレスを一覧表示しています。

顧客はプロジェクトについて話し合うために通話を予約することができ、サービスの利用を迷っている場合は事前に見積もりを取ることもできます。

ポイント:Fortnightは顧客が柔軟に選択できるように、さまざまな問い合わせ方法を提供しています。

8. Sezzle

Sezzle

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消費者がeコマースのWebサイトにアクセスし、配送情報の問い合わせや注文のキャンセルなどの一般的な疑問を解決したいと考えている場合は、サポート担当者が対応する必要はありません。Sezzleの問い合わせページにはFAQが表示されており、問い合わせが発生する前によくある質問に対処し、サポートの通話数やチケット数を削減できるように工夫されています。

ポイント:ページをカスタマイズして顧客の特定のニーズを満たし、一般的なテンプレートよりも効果的なデザインに仕上げています。

9. Greenhouse

Greenhouse

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問い合わせページを訪問した消費者が不安を感じることは珍しくありません。このことを念頭に置き、顧客の不安を解消できるページを作成するようにしてください。「お客様を全力でサポートします」や「直接サポート担当者とお話しいただけます」などの、安心感を与えるキャッチフレーズやコピーを使用すると良いでしょう。

顧客を安心させる方法は言葉だけではありません。Greenhouseの問い合わせページには笑顔が印象的な写真が掲載されています。この写真は顧客にポジティブな感情を与え、会社への問い合わせを促す効果があります。

ポイント:問い合わせページに好感を与える写真と親しみやすい表現を含めることで、会社が親身な姿勢で意欲的にサポートを提供することをアピールできます。

10. Frida

Frida

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前述したように、Fridaの問い合わせページは印象に残るデザインの好例ですが、ここではFridaのページをさらに詳しく見ていきます。

Fridaは個性的なコピーを使用して、問い合わせページで楽しいブランドのトーンを打ち出しています。「What the FAQs(FAQって何だろう)」というヘッダーや、「What’s the fuss?(何があったの?)」、「Need to have an adult conversation?(大人の会話を楽しみたいですか?)」などのフレーズはユニークで、Fridaのオーディエンスの注目を集める効果があります。

ポイント:ブランドのトーンを一貫して取り入れ、適切なタイミングでユーモアを挟むことで、顧客との関係を強化できます。

11. Dollar Shave Club

Dollar Shave Club

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Dollar Shave Clubの問い合わせページはシンプルで洗練されています。また、顧客に適切な情報を提供する便利なドロップダウンもあります。顧客がドロップダウンで必要な情報を見つけられない場合は、「問い合わせ」ボタンを選択すると連絡先の電話番号とメールアドレスを表示できます。

ポイント:顧客はドロップダウンメニューを使用して特定の問題に関するサポートを受けられますが、サポート担当者の連絡先が明示されており、直接問い合わせることもできます。

12. Tile

Tile

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Tileの問い合わせページでは豊富なリソースが提供されており、顧客が質問の答えを自分で見つけることができます。また顧客が製品とその機能についてより詳しく理解できるように、学習用のコンテンツも用意されています。

顧客は必要な情報を見つけられない場合、チャットボットを利用するか、チケットを送信することができます。

ポイント:Tileの問い合わせページでは、顧客が必要な情報を入手するために利用できる複数の手段が提供されています。このような柔軟性は顧客満足度の向上につながります。

13. Honeylove

Honeylove

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Honeyloveのホームページでは、ページ下部の目に留まりやすい場所に連絡先情報と営業時間が掲載されています。訪問者が問い合わせボタンをクリックするとポップアップが表示され、ポップアップには回答とさまざまなソリューションへのクイックリンクをみつけるための検索バーが含まれています。

ポイント:Honeyloveは有益な情報とリンクを分かりやすい場所に提示して、顧客がより適切な情報を入手し、問題について適切なサポート担当者に連絡できるようにしています。

14. Basecamp

Basecamp

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Basecampは返信までの予測時間を顧客にうまく伝えています。予測時間は問い合わせ数によって変動しますが、購入者に明確に伝えておくことが重要です。同社はまた、問い合わせページにブランドらしさを打ち出す表現を取り入れています。

ポイント:返信までの予測時間を伝えておくと、顧客が見通しを立てて行動できるようになります。また顧客との信頼関係を強化し、サポート担当者が最短で問題を解決してくれるという安心感を顧客に与えることができます。

15. Grammarly

Grammarly

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Grammarlyの問い合わせページの上部には、「ようこそ!何かお困りですか?」というサポートメッセージが明示されています。「ようこそ! 何かお困りですか?」 顧客はこのメッセージを見ると、すぐに安心できます。またページ内を移動しやすいデザインで、顧客は必要なトピックをすぐに見つけることができます。さらにGrammarlyのページでは特集記事へのリンクも提供されており、顧客が回答を検索できるようになっています。

ポイント:顧客が抱えている問題に応じて適切なリソースまたはサポート担当者に誘導し、迅速かつ便利なCXを実現しています。

16. Chupi

Chupi

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Chupiのホームページでは、一番上に連絡先情報(所在地や電話番号など)が掲載されています。ページの下部にはチャット機能が備えられており、顧客は名前、メールアドレス、メッセージを入力できます。

ポイント:連絡先情報が非常に目立つ場所に配置されていますが、バランスがよく違和感がありません。またチャットフォームの内容は要点が絞られており、すぐに入力を完了できます。

17. Moz

Moz

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Mozの問い合わせわページ訪れるとわかりやすい行動喚起(CTA)がすぐに目に留まるので、迷わずサポートチームに問い合わせることができます。またページには、Mozのオフィスの所在地を示す詳細な地図も掲載されています。

ポイント:顧客がすぐに問い合わせできるように、目立ちやすい黄色の問い合わせボタンを設置しています。また位置情報が明示されており、Mozオフィスまでの道程がわかりやすくなっています。

18. Yeti

Yeti

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Yetiのターゲットは、高品質なドリンクウェアやクーラーボックスを必要としているアウトドア愛好家です。同社は問い合わせページに自然を感じる写真を掲載し、アウトドアアドベンチャーのテーマを取り入れています。またヘルプトピックがわかりやすく整理されており、顧客は必要な情報を簡単に見つけることができます。さらにページの下部にはオフィスの営業時間を明示して、サポート担当者が対応可能な時間を顧客に伝えています。

ポイント:問い合わせページにも一貫してブランドの価値観を反映することで、競合他社との差別化を図り、顧客との関係を強化することができます。これは問い合わせページのデザインを考える上でとても重要です。

19. Lush

Lush

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Lushの問い合わせページでは、顧客サービスの営業時間が目に留まりやすい場所に掲載され、複数の問い合わせ方法(チャット、電話、テキストメッセージ、仮想的なパーソナルショッパーとの接続)がわかりやすく表示されています。

ポイント:Lushは顧客がチームへの問い合わせ方法を選択できるようにして、優れたカスタマーケアを実証しています。問い合わせページはシンプルでわかりやすいデザインになっており、操作が簡単です。

20. Moon Pie

Moon Pie

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Moon Pieの問い合わせページには、オフィスの所在地と特定の部門の連絡先情報が掲載されています。またよくある質問が紹介されており、顧客が質問や製品の提案を送信できるフォームも設置されています。

ポイント:入力フォームを通じて顧客から提案を受けると、簡単かつ効果的に製品のフィードバックを収集し、改善点を見つけることができます。またよくある質問は、すぐに回答を知りたい顧客にとって有益です。

21. Adobe

Adobe

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Adobeの問い合わせページは、顧客が特定のサポートカテゴリ(アカウントおよび請求の問題、アプリケーションの問題、ダウンロードとインストールの問題など)を選択できるようにデザインされています。またページの下部で「サポートコミュニティに質問する」を選択して、他の顧客ーやエキスパートに支援やアドバイスを求めることができます。

ポイント:「サポートコミュニティに質問する」機能を利用すれば、顧客同士がつながり、そこからインサイトを得ることができます。また、すっきりとしたページデザインが顧客が問題の回答や解決策を見つけやすいように工夫されています。

22. Mailchimp

Mailchimp

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Mailchimpの問い合わせページはシンプルですが効果的です。よくある質問や問題に関する情報が掲載されたページへのリンクが含まれているため、顧客は最も関連性の高い情報をすぐに見つけることができます。また郵送先住所が明記されているので、書面による問い合わせも可能です。

ポイント:シンプルかつ整然としたページデザインで顧客を適切な情報に導き、必要なサポートを迅速に提供します。

23. BoxyCharm

BoxyCharm

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BoxyCharmのホームページの一番上にはサポートタブがあります。このタブをクリックしてカスタマーサービスページにアクセスし、表示された複数のカテゴリ(サブスクリプション、アカウント、メンバーシップなど)から適切な項目を選択して、問題に対するサポートを受けることができます。またコミュニティフォーラムにアクセスすることもできます。

またFAQセクションで必要な情報を探したり、チャットボットを利用してさらにサポートを受けたりすることもできます。

ポイント:顧客は好みに合った方法で柔軟に問い合わせてサポートを得ることができます。

24. Mizzen+Main

Mizzen+Main

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Mizzen+Mainは問い合わせページにもブランドのトーンを取り入れて、個性的なメッセージを発信しています。またカスタマーサービスの営業時間を掲載し、電話、チャット、メールなどのさまざまなサポート方法を提供しています。

顧客が自分で詳細情報を調べたい場合は、FAQを参照できます。さらに、顧客は好みのソーシャルメディアアカウントを通じてチャットボットとやり取りすることもできます。

ポイント:問い合わせページのデザインがわかりやすく簡潔で、チームに問い合わせるために必要な情報が具体的に示されています。

25. Upwork

Upwork

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Upworkは問い合わせページでブランドの個性を演出するために、明るく楽しいグラフィックを使用しています。また顧客向けに3つの問い合わせ方法を用意し、オフィスの所在地を示す地図も掲載しています。

顧客は「カスタマーサポート」リンクをクリックして移動先のページでアカウントタイプを選択し、必要に応じたサービスを受けることができます。

ポイント:Upworkの問い合わせページは、フリーランサーや企業を含むすべての顧客がパーソナライズされたサービスと迅速なサポートを受けられるようにデザインされています。

26. Upstack

Upstack

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Upstackの問い合わせページでは、非常に簡単なフォームに入力するだけでサポートをリクエストできます。質問がシンプルなので、顧客は長い時間をかけてフォームに入力したり、情報の過剰提供に不安を感じたりする必要はありません。

ポイント:顧客はシンプルな短いフォームに入力するだけで、質問や問題を迅速かつ簡単に送信できます。

27. PayPal

PayPal

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PayPalは顧客が柔軟に問い合わせできるように、メッセージや通話によるサポート、質問を投稿できるコミュニティ、有益な情報を閲覧できる解決センターなどの多様な手段を提供しています。また問い合わせページには、一般的な問題を解決できるリソースページへのリンクも含まれています。

ポイント:PayPalの問い合わせページは優れたソリューションを提供し、顧客をより適切にサポートすることに重点を置いてデザインされています。

28. Wine.com

Wine.com

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Wine.comの問い合わせページでは、顧客はよくある質問を参照して問題の解決策を見つけることができます。また必要に応じてヘルプトピックを閲覧したり、チャット、電話およびメールなどの多様な問い合わせ方法から選択し、Wine.comに連絡してさらにサポートを求めることもできます。

ポイント:顧客はさまざまなソースを利用して、問題の解決策やサポートを簡単に得ることができます。

29. Staples

Staples

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Staplesのヘルプセンターは内容が豊富で、おすすめの記事、一般的な問題に対処するためのリソースへのリンク、通話サポートおよびチャットサポートを利用できる時間帯が掲載されています。また顧客の目に留まりやすいように、サポートページへのリンクを上部のナビゲーションバーに表示しています。

ポイント:Staplesのページは操作しやすく、複数の方法でサポートが提供されており、顧客がチームに連絡できる時間帯が明示されています。

30. MakeSpace

MakeSpace

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MakeSpaceの問い合わせページには、 「何かお困りですか? すぐにお手伝いいたします」というサポートメッセージが明示されています。また顧客はドロップダウンメニューから特定の問題を選択し、サポートリクエストを送信できます。問題を選択すると簡単な入力フォームが表示され、顧客は説明を追加したりファイルを添付したりすることができます。

ポイント:顧客がファイルを添付できるようにすると、問い合わせの管理が容易になります。またカスタマーサービスチームが顧客の問題を詳細に把握して、より適切にサポートを提供できるようになります。

31. Impossible Foods

Impossible Foods

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Impossible Foodsの問い合わせページには、顧客が入力できる簡単なフォームが設置されています。顧客は連絡方法として、電話またはメールのいずれかを選択できます。また顧客が急いで問題を解決したい場合は、チャットボットを利用することもできます。

ポイント:顧客が連絡を受ける方法を選択できるようにして柔軟性を改善し、顧客満足度の向上を実現しています。

32. Glossier

Glossier

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Glossierの問い合わせページは操作しやすく、洗練されています。顧客は問い合わせページから「gTEAM」(ソーシャルメディアまたはメール経由で受信したあらゆるメッセージへの返信を担当するカスタマーサービスチーム)に問い合わせることができます。また、よくある質問ページへのリンクも紹介されています。

ポイント:Glossierの問い合わせページは、スクロールせずに必要な情報がすべて表示されるデザインになっています。

33. PayJoy

PayJoy

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PayJoyの問い合わせページでは、顧客がカスタマーサービスにスムーズかつ簡単に連絡できるように、入力フォームがポップアップするデザインが採用されています。また顧客が別の方法でチームに問い合わせできるように、ホームページの下部には会社のソーシャルメディアプラットフォームへのリンクが表示されています。

ポイント:問い合わせボタンを目立たせることで、顧客がチームに連絡しやすいデザインになっています。

34. Drizly

Drizly

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Drizlyの問い合わせページでは、顧客が簡単に入力できるシンプルなフォームが用意されています。また必要に応じて、フォームにファイルを添付することも可能です。

ポイント:顧客がよくある質問を閲覧してすぐに回答を得られるように工夫し、優れたCXを実現しています。繰り返しの質問を減らして、サポートチームの仕事を効率化する効果もあります。

35. Freshly

Freshly

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Freshlyはサポートチームと直接連絡を取りたい顧客向けにわかりやすいCTAを設置し、オフィスの営業時間も掲載しています。また複数の方法(メール、電話、テキスト、チャットなど)でカスタマーサポートを提供しており、 セルフサービスを希望する顧客のためにサポートセンターも設置しています。

ポイント:Freshlyの問い合わせページは操作しやすく、CTAは明確で目を引きます。また顧客は、複数の方法から選択してサポートを受けることができます。

36. Hootsuite

Hootsuite

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Hootsuiteの問い合わせページには、さまざまなサポートオプションが揃っています。また問い合わせ方法を、無料プラン、プロフェッショナルプランまたはチームプラン、ビジネスプランなどの顧客グループの各タイプごとにまとめて一覧表示しています。

ページの下部にはブログ、ヘルプセンター、ウェビナーなどの複数のリソースへのリンクも掲載されています。また顧客は、チャットボットを利用して問い合わせることもできます。

ポイント:顧客が使用中のプラン(無料プラン、プロフェッショナルプラン、ビジネスプランなど)を選択して必要なサポートをリクエストすると、サービスチームはより関連性の高い情報やパーソナライズされたサービスを提供できるようになります。

37. Prezi

Prezi

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Preziの問い合わせページには、顧客に会話調で呼びかけるメッセージが掲載されています。また「コミュニティに質問」、「セールス部門への問い合わせ」、「プレスの問い合わせ」などの役立つリンクも含まれています。ページの下部にはPreziの所在地が明記されています。

ポイント:問い合わせページに会話調のメッセージを明示し、すっきりとしたデザインに仕上げることで、顧客エンゲージメントを向上できます。たとえばPreziの問い合わせページでは、上部に「get in touch(連絡)」というフレンドリーなメッセージを表示し、顧客に好い印象を与えています。

38. Impact.com

Impact.com

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Impact.comの問い合わせページには、顧客のニーズを満たすために8つ以上の問い合わせ方法が用意されています。また、米国内外のすべてのオフィスの連絡先情報も掲載されています。

ポイント:部門ごとの連絡先情報が提供されているので、顧客は適切な部門に問い合わせて、適切なサポート担当者からサポートを受けることができます。

39. Yummygum

Yummygum

画像引用元

Yummygumの問い合わせページにはサポートチームのメンバーの写真が大きく表示されており、人とのつながりを感じさせるデザインになっています。また顧客が迅速かつ簡単にリクエストを送信できるように、簡潔な入力フォームを提供しています。

ポイント:サポートチームのメンバーの写真には、親しみやすい雰囲気を演出し、顧客との関係を築きやすくする効果があります。

40. Shopify

Shopify

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Shopifyの問い合わせページには微笑む女性の写真が掲載されており、顧客にフレンドリーな印象を与えています。またコミュニティフォーラム、ヘルプセンターの記事、サポート担当者への問い合わせなどのさまざまなサポート方法が提供されているので、顧客はニーズに合った方法を選択できます。

ポイント:Shopifyはサポートメッセージを明示し、親しみやすい写真を掲載することで、顧客に安心感を与えています。またページレイアウトがわかりやすいので、顧客はニーズに合った方法で必要なサポートをスムーズに受けることができます。

カスタマーサポートツールで問い合わせページを作成・管理

どれだけデザインにこだわり、創造性に優れた問い合わせページを作成しても、顧客からの問い合わせに対して適切なサポートを提供できなければ、顧客満足度を向上することはできません。このページで紹介したデザイン例を活用して、問い合わせページに適切な問い合わせ方法を載せるようにしましょう。

ただ、さまざまな問い合わせ方法を提供すると、企業はさまざまなチャネルを通じて顧客からの問い合わせを受けることになります。問い合わせの量が増えると対応に時間がかかりますが、Zendeskのようなオムニチャネルソリューションを使用すると、顧客を待たせることなくサポートを提供し、サポート担当者は効率的に問い合わせに対応できます。

オムニチャネルソリューションの機能を活用して問い合わせの管理と返信を1か所で行い、FAQやヘルプセンターの記事を活用して他のスタッフと協力することにより、サポート担当者が問い合わせページからのあらゆる問い合わせに迅速かつ正確に対応できるようになります。

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